フィンランド大統領選 決選投票で右派の元首相が勝利[2024/02/12 07:13]

 北欧・フィンランドで大統領選挙の決選投票が行われ、右派のストゥブ元首相が勝利しました。

 11日の決選投票に進んだのは、先月の大統領選挙で得票率トップとなった中道右派「国民連合」のストゥブ元首相と、2位の中道左派「緑の党」ハービスト前外相の2人です。

 投票は日本時間12日の午前3時に締め切られ、フィンランドの国営メディアによりますと、ストゥブ氏が得票数のおよそ52%を獲得し、勝利を宣言しました。

 僅差(きんさ)で敗れたハービスト氏も敗北を認めています。

 フィンランドでは大統領が軍の最高司令官を務め、外交・安全保障面で主導的な役割を担っていて、選挙戦では主要候補がいずれもロシアに対する強硬姿勢を掲げていました。

 去年4月にNATO(北大西洋条約機構)に加盟して以降、初めてとなる大統領選挙の決選投票の投票率はおよそ71%でした。

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