ウクライナ侵攻が始まってからまもなく2年となるのを前にロシアは侵攻開始以降、3000両以上の戦車を失ったとする報告書が発表されました。
イギリスのシンクタンク「国際戦略研究所」は13日、世界の軍事情勢を分析する報告書の最新版を公表しました。
ウクライナ侵攻開始以降、ロシア軍が失った戦車は3000両に上ると指摘しています。
この数はロシア軍が侵攻以前に保有していた実戦投入可能な戦車の総数に相当するということです。
また、国際戦略研究所は、ロシア軍は失った戦力を埋めるために旧式の退役した戦車を改修して前線に再配備しているとしたうえで、今後3年間は継続して補充することがロシア軍には可能だと分析しています。
一方、ウクライナ側は大きな損害を受けつつも西側諸国の支援によって軍事力を維持しているとしていて、前線では引き続き膠着(こうちゃく)状態が続くとする見方を示しています。
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