仏・サルコジ元大統領に2審も実刑判決 選挙活動費の上限を大幅に超過して支出した罪[2024/02/15 11:47]

 2012年のフランス大統領選で選挙法違反罪に問われたサルコジ元大統領(69)の控訴審で、裁判所は14日、1審に続き、実刑判決を言い渡しました。

 サルコジ元大統領は2012年の大統領選の際に、自身の陣営が法定上限をおよそ2000万ユーロ、日本円で32億円オーバーする選挙活動費を支出した罪に問われていました。

 選挙ではオランド前大統領に敗れたサルコジ氏は再選を逃しています。

 2021年の1審判決は、執行猶予なしの禁錮1年でしたが、裁判所は14日、禁錮1年でうち6カ月を執行猶予とする控訴審判決を言い渡しました。

 サルコジ氏側は、フランスの最高裁にあたる破毀院に上訴したことを明らかにしています。

 サルコジ氏は、2014年に捜査情報を入手するために検察官に人事の便宜を持ち掛けたとされる汚職事件でも、去年5月に実刑判決を受けています。

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