ロシア・プーチン政権批判の急先鋒として知られ、収監中だったナワリヌイ氏が刑務所で死亡した件で、ナワリヌイ氏の弁護士は14日に面会をした際には健康に問題はなかったと明らかにしました。
死亡したナワリヌイ氏の弁護士は16日、独立系メディアに対し、14日に面会した際には健康に問題はなかったと述べました。
ナワリヌイ氏の死亡はロシア連邦刑務所が16日に発表したもので、ロシアメディアでも報じられたほか、アメリカのCNNテレビも速報で伝えました。
ナワリヌイ氏は昨年12月、収監先の刑務所から長期間行方不明になり、その後、ロシア極北の刑務所に移送されていたことが明らかになっていました。
連邦刑務所によりますと、ナワリヌイ氏は刑務所内で散歩後、気分が悪くなり、意識を失ったということです。
医師が必要な蘇生措置はすべて行ったものの、死亡したとも説明しています。
ナワリヌイ氏の死亡についてロシア大統領府のペスコフ報道官は、必要な措置は行っていて特別な指示は必要ないとコメントしました。
また、プーチン大統領も死亡についての報告を受けているということです。
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