収監中に急死したロシアの反体制指導者ナワリヌイ氏の遺体が少なくとも14日間は遺族に返還されない見通しであることが分かりました。
ナワリヌイ氏の広報担当者は19日、SNSを更新し刑務所で死亡したナワリヌイ氏の遺体について「ロシアの捜査当局が引き渡しをせず、14日間の検査を行う」と明らかにしました。
そのうえで、「検査は見え透いた嘘だ」「ナワリヌイ氏の遺体は殺人の痕跡を隠蔽するために隠されている」と当局の対応を非難しました。
一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は19日、遺体の引き渡しはいつになるかとの記者の質問に対し、「大統領府はこの問題に関与していない」と述べ、「捜査は法律に則り行われている」と回答しています。
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