航行中の台湾遊覧船を中国当局が突如制止し“臨検” 台湾当局、中国側を非難[2024/02/20 16:16]

 台湾が実効支配する金門島近くを航行中の遊覧船を中国当局が突然、制止させて臨検を行いました。

 台湾当局の発表によりますと、19日午後3時すぎ、乗客23人を乗せて金門島周辺を航行していた遊覧船が中国海警局の巡視艇に制止させられました。

 その後、係員が乗り込み、船員らに対して臨検が行われたということです。

 一般客も乗り合わせる遊覧船を中国当局が突然、制止するのは異例です。

 台湾当局は「台湾の人々の感情を傷付け、パニックを引き起こした」と中国側を非難しています。

 金門島周辺では14日、台湾当局に追跡された中国の船が転覆し、2人が死亡する事故がありました。

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