元徴用工訴訟巡り日本企業の供託金が原告側へ 韓国[2024/02/20 16:54]

 いわゆる「元徴用工訴訟」を巡り、日本企業が裁判所に預けていた供託金が初めて原告側に渡ったことが分かりました。

 韓国の最高裁が去年12月、「日立造船」に5000万ウォン、約560万円の賠償を命じた元徴用工訴訟を巡り、原告側は今月20日、日立造船が裁判所に預けていた金を賠償と遅延利子の支払いに充てるため受け取ったと明らかにしました。

 日立造船は日韓請求権協定により、「問題は解決済み」として賠償金の支払いに応じておらず、2審敗訴後に資産の差し押さえなどの強制執行を防ぐため、裁判所に供託金6000万ウォン、約670万円を預けていました。

 元徴用工訴訟を巡り、原告側へ日本企業の資金が実際に渡ったのは初めてのことです。

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