ウクライナが「ロシア軍使用の北朝鮮製ミサイル」映像を公開 部品が米国製との指摘も[2024/02/22 23:59]

 ウクライナは「ロシア軍が使用した北朝鮮製ミサイル」とする残骸映像を公開しました。また、ミサイルには日米を含む外国製部品が使われていたとイギリスの研究機関が指摘しています。

 ウクライナ保安局は22日、「ロシア軍がウクライナの都市への攻撃で使用した北朝鮮製ミサイル」とする残骸の映像を公開しました。

 ミサイルは短距離弾道ミサイルの「KN23」もしくは「KN24」だとしています。

 ウクライナ保安局によりますと、ロシア軍はこれまでに20発以上の北朝鮮製弾道ミサイルを使用し、民間人24人が死亡、100人以上が重傷を負ったとしています。

 一方、イギリスの「紛争兵器研究所」は1月に東部ハルキウに落下した北朝鮮製弾道ミサイルの残骸から部品290点以上を検証したところ、75.5%がアメリカ企業の製品だったとの分析を発表しました。

 ほかにも、ドイツ、シンガポール、そして、日本企業の製品も含まれていて北朝鮮が国連の制裁を回避し国外から部品を調達しながらミサイルを製造していることが浮彫りになりました。

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