ウクライナがドローン開発に力注ぐ 「大敵と戦う革新的な方法」と開発トップ[2024/02/23 01:25]

 戦力で劣勢に立たされるウクライナ軍ですが、今、ドローンの充実に力を入れています。開発を主導する団体がANNのインタビューに答え、「ドローンは大きな敵と戦う革新的な方法だ」と語りました。

「BRAVE1」 クシュネルスカCOO
「水上ドローンは艦隊を持たない国が、大きなロシア艦隊とどのように戦うことが出来るかを示しました。これは非常に革新的な解決法です」

 ロシアの侵攻以降、ロシア軍、ウクライナ軍双方とも様々なドローンを投入し、偵察や攻撃に用いています。

 ウクライナ政府は去年、軍、企業と協力する団体「BRAVE1」を立ち上げ、ドローンなど最新技術の開発を加速させています。

クシュネルスカCOO
「各部隊ごとの特別な要望に合わせ、効果的かつ迅速に協力しています」

 ゼレンスキー大統領は今年100万台のドローンの生産を目指しているほか、「ドローン専門部隊」設立の大統領令にも署名し、さらなる充実を図る考えです。

クシュネルスカCOO
「ロシアの技術を過小評価する必要はありません。兵士の動員力は3倍以上、ドローンについても同様だと考えます」

 「BRAVE1」では攻撃ドローン以外にも救助用や敵から兵士を見えにくくする「消えるマント」も実用化しました。

 クシュネルスカCOOは、戦争が終わった後には獲得した技術を海外へ輸出し復興にも役立てたいとしています。

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