ロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏の遺体が死亡から9日目にしてようやく母親に引き渡されました。
16日に刑務所で死亡したナワリヌイ氏の遺体が母親のリュドミラさんに引き渡されたと広報担当者が24日、SNSを通じて明らかにしました。
引き渡しを要求してくれたすべての人に感謝するとしています。
ナワリヌイ氏の遺体を巡っては、ロシア当局が密葬の条件を受け入れない限り、刑務所内に埋葬するとして引き渡しを拒んできました。
葬儀や死因の究明が政権批判のデモに拡大することなどを警戒したとみられています。
リュドミラさんは当局には引き渡す義務があるとして、当局の要求を拒否していました。
また、人権団体によりますと、10万人近くが早期の引き渡しを求める請願を出していたということです。
ナワリヌイ氏の広報担当者は、葬儀はまだ行われておらず、どのような形式になるか、当局による妨害があるかどうかは分からないとしています。
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