デング熱感染南米で拡大 ペルーでも非常事態宣言[2024/02/28 04:55]

 南米で蚊が媒介する感染症デング熱が大流行するなか、ブラジルに続いてペルーの大部分の地域にも非常事態宣言が出されました。

 ペルー政府によりますと、熱波や大雨の影響でこれまでに約3万1000人以上がデング熱に感染した疑いがあり、1万8000人近くの感染が確認されています。

 また、32人が死亡したということです。

 感染者の急増を受けてペルーでは全25州の8割にあたる20州で非常事態宣言が出されました。

 特に北部の地域で病床が逼迫(ひっぱく)するなど深刻な状況になっているということです。

 デング熱は発症すると高熱や激しい頭痛、関節痛などの症状が出ます。

 すでにブラジルで緊急事態宣言が出され、アルゼンチンでも感染者が急増するなど南米での感染急拡大が懸念されています。

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