ガザ人口の1/4が「飢餓状態に」 “数千人死亡の恐れ”と警告[2024/02/28 12:04]

 イスラエルの侵攻が続くパレスチナ自治区のガザ地区では、人口の4分の1が飢餓状態に瀕し、数千人の命が失われる恐れがあると国連機関などが訴えました。

 OCHA=国連人道問題調整事務所は27日、ガザ地区の人口の4分の1となる57万6000人が、飢餓のもっとも深刻な状態に瀕(ひん)していると安全保障理事会の会合で警告しました。

 さらに、農業や漁業が壊滅的な状況となり、ガザに住む230万人のほぼすべてが支援に頼っているとしています。

 ガザ保健当局も「栄養失調などで今後、数日で数千人が死亡する恐れがある」と支援を求めました。

 ただ、OCHAは戦闘などで支援を届けることが難しく、停戦が必要だと改めて呼び掛けています。

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