韓国の出生率0.72で過去最低 首都ソウルは0.55 8年連続で前年下回る[2024/02/28 14:40]
日本以上の少子化が進む韓国で去年の出生率が発表され、過去最低の0.72となったことが分かりました。8年連続で前年を下回り、特に首都ソウルでは0.55と最も低い値となりました。
韓国統計庁が28日に発表した人口動向調査によりますと、去年の合計特殊出生率の暫定値は前年の0.78を下回る0.72で、1970年の統計開始以降、最低となりました。
前年を下回るのは8年連続です。
合計特殊出生率は1人の女性が生涯に産む子どもの数を示し、1を下回るのはOECD(経済協力開発機構)の加盟国で唯一です。
特に首都ソウルでは最も低い0.55となっていて、住宅価格の高騰による晩婚化や激しい学歴競争などが背景として指摘されています。