バイデン大統領が健康診断受ける 医師は「職務遂行に問題なし」と説明[2024/02/29 07:33]

 ホワイトハウスはバイデン大統領が職務を続けることに問題がないとする健康診断の結果を公表しました。

 現在81歳で歴代の大統領として史上最高齢のバイデン大統領は28日、首都ワシントン近郊にある軍の医療機関で、去年2月以来となる定期的な健康診断を受けました。

 ホワイトハウスが公表した診断結果によりますと、バイデン大統領は現在、睡眠時無呼吸症候群のほか、高脂血症、逆流性食道炎、季節性アレルギーなどの治療を行っていますが、状態は安定していて新たな懸念事項は見つかっていないとしています。

 また、歩き方は硬いものの去年から悪化しておらず、去年の診断で見つかった皮膚がんの一種はすでに取り除かれ、それ以上の治療は必要ないということです。

 主治医はバイデン氏について「元気で活発な81歳で、軍の最高指揮官を含む大統領の職務を遂行するのに十分に健康だ」と評価しました。

バイデン大統領
「医師は私が若すぎると考えているようだ。去年と変わったことは何もない」

 バイデン氏を巡っては、自宅で機密文書が見つかった問題で、捜査を担当した特別検察官が記憶力の衰えを指摘しましたが、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は28日の記者会見で、認知機能の検査は必要ないと改めて強調しました。

 一方、最近の世論調査では、バイデン氏が2期目を務めるには「あまりにも高齢だ」と答える人が9割近くに上るなど、秋の大統領選を前に高齢への懸念が払拭されていません。

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