「霊柩車は一台もない」1日予定のナワリヌイ氏葬儀に妨害か 監視カメラ設置も[2024/03/01 01:38]

 刑務所で死亡したロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏の陣営は、1日に予定されている葬儀の実施が妨害を受けていると明らかにしました。

 ナワリヌイ氏の広報担当キラ・ヤルミシュ氏は29日、葬儀業者からナワリヌイ氏の遺体を運ぶ霊柩(れいきゅう)車は一台もないと告げられたとSNSで明かしました。

 「正体不明の人々があらゆる関係先に連絡し、遺体をどこにも運ばないよう脅迫している」としています。

 ナワリヌイ氏の陣営は、3月1日、モスクワの教会で葬儀を執り行った後、徒歩30分ほどの距離にある墓地に遺体を埋葬する方針です。

 ヤルミシュ氏は、教会から墓地への徒歩の道順を示す地図をSNSにアップしていて、葬儀が予定通りに行われれば、参加する市民らが市内を徒歩で移動することになるとみられます。

 一方、教会と墓地には29日、多くの監視カメラが設置されていました。

 墓地では作業員が複数のアンテナを立てている様子も確認できました。

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