「プーチン氏が責任を負うべき」ナワリヌイ氏死亡でEU議会が決議採択[2024/03/01 10:07]

 ロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏が刑務所で死亡したことについて、EU=ヨーロッパ連合の議会は「プーチン氏が責任を負うべきである」とする決議を採択しました。

 欧州議会は29日、フランスのストラスブールで本会議を開き、「ナワリヌイ氏の殺害はロシアでの弾圧の増大化と組織化を表す新たな兆候である」と指摘する決議を採択しました。

 決議では、ナワリヌイ氏の死亡について「刑事的・政治的責任はすべてロシアにあり、特に大統領であるプーチン氏が責任を負うべきである」として、独立性と透明性のある国際的な調査を要求しています。

 採決の結果は、賛成506票、反対9票、棄権32票でした。

 ナワリヌイ氏の葬儀は、現地1日の午後2時からモスクワ市内の教会で執り行われ、近くの墓地に埋葬される予定です。

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