米 ガザ地区に支援物資を投下へ バイデン大統領「子どもの命が危険にさらされている」[2024/03/02 08:34]

 アメリカのバイデン大統領は、食料不足が深刻化するガザ地区に対し、人道支援物資の空中投下を数日中に始めると述べました。

アメリカ バイデン大統領
「ガザに輸送される援助物資は十分ではない。罪のない人々が危険にさらされ、子どもの命も危険にさらされている」

 バイデン大統領は1日、ホワイトハウスでイタリアのメローニ首相と会談しました。バイデン大統領はガザ地区への支援が十分ではないと、食料不足など人道状況の悪化に懸念を示したうえで今後、数日中に支援物資を空中から投下すると述べました。

 また、NSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は、海上からも支援物資を輸送するルートを構築するため、イスラエル側に働きかけていく考えを示しました。

 ガザ保健当局は、ガザ地区北部で先月29日、支援物資を待っていた人々にイスラエル軍が発砲し、死者が115人に上ったと発表しています。

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