アメリカ　ガザ地区に初めて支援物資を投下　3万8000食[2024/03/03 03:00]

　アメリカ軍は食料危機が深刻化するパレスチナ自治区のガザに人道支援物資を空中投下しました。

　アメリカ軍は2日、ヨルダン軍と共同でガザの海岸線に沿ってC130輸送機から3万8000食を投下しました。

　去年10月にイスラエルとハマスの戦闘が始まって以降、アメリカが支援物資を投下するのは今回が初めてです。

　戦闘休止の交渉が進展しないなか、ガザでは食料危機が深刻化していて、バイデン大統領は1日、「罪のない人々の命が危険にさらされている」と、数日中に支援物資を投下する考えを表明していました。

　また、アメリカ政府高官は地中海のキプロスと連携し、海上からの支援物資の輸送ルートを確立できないか検討を進めているとしています。