食料危機のガザ 子供15人が栄養失調で死亡[2024/03/04 02:43]

 食料危機が深刻化しているパレスチナのガザ地区で、子ども15人が栄養失調のため死亡したことが発表されました。

 ガザ地区の保健省は3日、飢餓が深刻化している北部の病院で、子ども15人が栄養失調のため死亡したことを発表したうえで、さらに多くの子どもらが危機にさらされていると訴えました。

 また、ガザの情報当局は、人口240万人のうち「70万人が深刻な飢餓に直面している」との警告を出しています。

 アメリカなどが空から支援物資を投下する試みを続けていますが、「まったく量が足りておらず、役に立っていない」「イスラエル軍の近くに投下され、市民を危険にさらしている」として、迅速に地上からの輸送を可能にするよう求めています。

 一方、地元メディアは3日、ガザ地区中部で支援物資を積んだクウェートの支援団体のトラックがイスラエル軍の空爆によるミサイル2発を受け、破壊されたと伝えました。

 これまでに少なくとも8人が死亡しました。

 支援物資用のトラックであることが明示されていたということです。

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