中国全人代 閉会後恒例の首相会見「今年から行わない」[2024/03/04 21:26]

 中国の国会にあたる全人代=全国人民代表大会は、閉会後に毎年行ってきた首相の記者会見を今年からは行わないと発表しました。

 5日から開かれる全人代の事前の会見で、報道官は「外交や経済について担当者の話を聞く機会を増やすので、閉会後の首相の記者会見は行わない」と発表しました。

 特別な状況がない限り、今後、数年間は行わないとしています。

 全人代終了後の記者会見は、海外メディアが中国の最高指導部に直接取材できる貴重な機会でした。

 中国では習近平指導部を中心とする中国共産党への一極集中が進んでいて、政府や国会の自主性が年々低下しています。

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