米バイデン大統領 一般教書演説 “反トランプ”の姿勢鮮明に[2024/03/08 12:03]

 アメリカのバイデン大統領がこの1年の政権の方針を示す一般教書演説に臨んでいます。ワシントンから報告です。

 (小島佑樹記者報告)
 演説は現在も続いていますが、バイデン大統領は秋の大統領選挙を見据えてトランプ氏との対決姿勢を鮮明に打ち出しています。

アメリカ バイデン大統領
「我々は自由と民主主義が国内と海外の両方で攻撃を受けるという瞬間に直面している」

 バイデン大統領は演説の冒頭でウクライナ侵攻について言及し、「必要な武器を提供できればウクライナはプーチンを止めることができる」と訴えました。

 トランプ氏の影響もあって、ウクライナ支援が一向に進まない現状を受けたもので「議会を目覚めさせることがこの演説の目的だ」とも強調しています。

 また、前回の大統領選挙の結果を否定し続けるトランプ氏を批判し、「民主主義を守るために戦わなければならない」と訴えました。

 一方、トランプ氏ですが、同じ時間帯にSNS上で演説に反論するとしていますが、アクセスが集中して見られなくなっていて注目の高さがうかがえます。

 ただ、両者がリアルタイムで批判し合うという異例の展開に変わりなく、大統領選に向けた戦いがいよいよ本格化します。

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