「反スパイ法“あいまい”減らすべき」中国重要会議の委員の大学教授が提案[2024/03/09 12:51]

 中国・北京で開かれている重要会議の委員が「反スパイ法」に関して、内容を細かく定めた実施細則を制定すべきだと提案したことが分かりました。

 中国で国政に助言する機関、全国政治協商会議の常務委員、北京大学の賈慶国教授は、「外国学生をさらに中国に呼び学習してもらう」ための提案を発表しました。

 賈教授は、中国に来るアメリカの留学生が10年前の1万5000人から2023年は350人にまで減った例を挙げ、その理由の一つに、反スパイ法の規定が曖昧(あいまい)な点などを挙げています。

 そのうえで、実施細則を定めて法律の曖昧な部分を減らすべきだと提案しています。

 賈教授は他にも、外国のインターネットにつながりやすくしたり、身分証の認証を簡素化するなどして、外国人留学生を増やすべきだとしています。

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