中国 消費者物価 5カ月ぶり下落止まる 2月は0.7%プラス 春節が要因か[2024/03/09 17:07]

 中国の2月のCPI=消費者物価指数は0.7%のプラスとなり、「デフレ懸念」とされる物価の下落傾向がひとまず止まりました。春節の大型連休で旅行需要が旺盛だったことなどが要因とみられます。

 中国国家統計局によりますと、消費者物価指数がマイナスを脱却するのは前年同期比0%だった2023年9月以来、5カ月ぶりです。

 去年の2月と比べて食品の価格は0.9%下がりましたが、サービス分野の価格が1.9%上昇しました。

 特に、コロナの感染懸念が収まり、春節の旅行需要が旺盛だったことから、旅行の価格は23.1%と大幅に上昇しました。

 ただし、1月と2月を合わせた消費者物価指数は去年と同じ水準で、今後、上昇傾向が続くかは不透明な情勢です。

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