ハンガリー首相 トランプ氏と会談「強固な国境は重要」バイデン大統領とは面会せず[2024/03/10 01:13]
ハンガリーのオルバン首相が秋のアメリカ大統領選挙で返り咲きを目指すトランプ前大統領と会談しました。
トランプ陣営は、ハンガリーのオルバン首相が8日、フロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マー・ア・ラゴ」を訪れたと発表しました。
各国の主権を守るために強固で安全な国境が最重要であることなど、多くの問題を話し合ったということです。
オルバン首相はXに「世界には尊敬され、平和をもたらせるリーダーが必要だ」「戻ってきて我々に平和をもたらして、大統領!」と投稿してトランプ氏を持ち上げました。
オルバン首相はEU(ヨーロッパ連合)によるウクライナへの8兆円の支援に当初反対していたり、NATO(北大西洋条約機構)へのスウェーデンの加盟にも最後にようやく賛成したりと、ヨーロッパの安全保障を揺るがす言動を続けています。
トランプ氏もウクライナ支援に繰り返し疑問を呈したり、NATOについて「加盟国が軍事費を十分負担しないなら守らない」と発言したりするなど共通点があり、現職の大統領時代から2人は近しい関係でした。
CNNによりますと、今回の訪米期間中にオルバン首相とバイデン大統領は双方とも面会を求めていなかったということです。
画像:オルバン首相のXから