深刻な食糧危機のガザへ 小麦など支援物資を積んだ船が地中海キプロスを出発[2024/03/12 19:20]

 食糧危機の続くガザ地区へ向け、小麦などの支援物資を積んだ船が地中海のキプロスを出発しました。

 ロイター通信によりますと、12日、難民支援を行うNGO(非政府組織)の救助船「オープンアームズ」が小麦や米など約200トンの食糧を積んだ船を曳航(えいこう)し、キプロスのラルカナ港を出発しました。

 2日ほどかけてガザに到着するものとみられます。

 国連によりますと、ガザの人口の4分の1が深刻な食糧危機に直面していて、ガザの行政機関は支援物資の空中投下だけでは全く足りていないと訴えていました。

 一方、地元メディアは北部ガザ市で支援物資のトラックを待っていた人々がイスラエル軍の銃撃を受け、9人が死亡したと伝えました。

 イスラム教の断食月「ラマダン」が始まってからも死傷者の数は増え続けています。

こちらも読まれています