ウクライナによる石油・ガス施設の攻撃でロシアのガソリン輸出に影響か[2024/03/13 18:36]

 ウクライナ軍はロシアのエネルギー施設への攻撃を繰り返していて、今年に入って少なくとも13カ所の石油・ガス施設でドローンによる攻撃がありました。

 独立系メディアによりますと、ロシアの首都モスクワの南東約200キロの場所にあるリャザン州の石油施設で13日、少なくとも3機のドローンによる攻撃があり、そのうちの1機が石油処理施設に直撃し、火災が発生しました。

 12日にはニジニ・ノブゴルドとオリョールの石油施設でもドローン攻撃が確認されています。

 今年に入ってからドローン攻撃を受けたロシア国内の石油・ガス施設は、サンクトペテルブルクの製油所やガスターミナルなど13カ所に上ります。

 影響でロシアの1月のガソリン輸出は前年同月に比べて37%、ディーゼル燃料は23%減少しました。

 ロシアエネルギー省は輸出が減ったことについて、製油所の「予定外の修理」と国内市場への供給のためだとしています。

画像:地元のニュースチャンネル「ノーボスチ・リャザン」より

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