米ボーイングの内部告発者が遺体で見つかる 銃で自らを撃ったか[2024/03/14 03:16]

 アメリカの航空大手「ボーイング社」の製造基準に関して深刻な懸念を示し、内部告発を行った元従業員の男性が、サウスカロライナ州で遺体で見つかったことが分かりました。

 検視事務所によりますと、ジョン・バーネットさん(62)は9日、「銃で自らを撃ったことによるとみられる傷」が原因で死亡しました。

 正式な死因は捜査中です。

 ボーイング社の元従業員であるバーネットさんは2019年、飛行を制御する系統に重大な障害を及ぼす可能性のある不備を発見し、ニューヨークタイムズに告発していました。

 警察によりますと、遺体の隣にはメモのような紙があったということです。

 バーネットさんは、内部告発者に対する報復訴訟の最中で、証言の記録にも意欲的に応じていました。

 担当弁護士によれば、自殺するような兆候は一切なかったということです。

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