機体急降下事故は操縦席の誤操作が原因か ボーイング社が787の操縦席緊急点検を要請[2024/03/18 20:28]

 先週、オーストラリアを飛び立った航空機で機体が急降下し、多数のけが人が出た事故は、不用意な操作でパイロットが座席ごと操縦桿(かん)に押し付けられて起きていたことが分かりました。

 11日、シドニーからニュージーランドへ向けて飛行していたチリ・ラタム航空のボーイング787型機が突然、急降下し、座席から投げ出された乗客など約50人がけがをしました。

 事故の原因について、ウォールストリートジャーナルは航空関係者の話として、客室乗務員がパイロットに食事を提供していた際に誤って座席の電動スイッチを押したため、パイロットが座席ごと操縦桿に押し付けられて起きていたと報じました。

 事故を受けてボーイング社は15日、787型機を運航する航空会社に対して操縦席の座席のスイッチを点検するように要請しました。

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