国連WFP「ガザ北部は5月までに飢餓に陥る」 約110万人が食料不足に[2024/03/19 05:49]

 国連のWFP(国連世界食糧計画)などは、イスラエル軍が侵攻を続けるガザ地区北部について「5月までに飢餓に陥るだろう」とする報告書を発表しました。

 国連のWFPは、18日の最新の報告書で、パレスチナ自治区ガザの人口のおよそ半分に相当するおよそ110万人が「壊滅的な飢餓」に苦しむとの予測を示しました。

 ガザ北部については、「3月から5月までに飢餓に陥るだろう」としたうえで、2歳未満の3人に1人が栄養失調の状態で「命の危険がある」と訴えています。

 イスラエル軍の大規模な地上侵攻が懸念される、ガザ南部のラファなどでは、「7月までに飢餓に陥る危険」があると指摘しています。

 WFPのマケイン事務局長は、「残された時間は非常にわずかで、飢餓が宣言されるまで待っていては手遅れだ。さらに何千人が死んでしまう」と警告しています。

こちらも読まれています