モスクワ近郊の大規模テロ 実行犯はベラルーシへ逃亡図ろうとした可能性[2024/03/27 17:55]

 ロシア隣国のベラルーシのルカシェンコ大統領はモスクワ近郊で起きた大規模テロの実行犯が当初、ベラルーシへ逃走しようとしていたと述べました。

 ベラルーシのベルタ通信は26日、ルカシェンコ大統領はテロ実行犯の車がロシアからベラルーシ国境へ向かっているとの情報を情報機関から受け取ると、すぐに通行エリアの封鎖に同意したと伝えました。

 また、ルカシェンコ大統領は「実行犯がベラルーシに入国できないと分かると彼らはロシアとウクライナの国境に向かった」と述べたということです。

 プーチン大統領はテロ事件についてウクライナの関与の可能性を強調していますが、CNNはルカシェンコ大統領が今回、ロシアとベラルーシの緊密な関係と治安能力の高さを誇示したことが逆にプーチン大統領の主張を弱めてしまった可能性があるとも報じています。

こちらも読まれています