米WSJ紙 1面の記事“白紙”でロシアによる記者拘束に抗議[2024/03/30 23:14]

 アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」は記者がロシアに拘束されてから1年になるのに合わせて1面のトップ記事を白紙にして解放を訴えました。

 29日付のウォール・ストリート・ジャーナルの1面です。「ここには彼の記事があるべきだった」という見出しに続き、大きな空白があります。

 「彼」とはロシアに拘束されているウォール・ストリート・ジャーナルのエバン・ゲルシコビッチ記者で、記事を白紙にすることで解放を訴えました。

 ゲルシコビッチ氏はモスクワ支局に所属するアメリカ国籍の記者で、去年3月29日にロシア当局にスパイ容疑で身柄を拘束されました。

 ゲルシコビッチ氏は容疑を否認していて、アメリカ政府もロシア側に解放を求めていますが、いまだ実現していません。

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