軍政下のミャンマー 先月発表の徴兵制で兵士の招集始まる 若者の国外脱出も続く[2024/03/31 15:19]

 軍事政権のミャンマーでは国軍の兵力低下が指摘されていて、徴兵制による兵士の招集が始まったと複数の現地メディアが報じました。

 ミャンマーの国営メディアは首都ネピドーで29日、徴兵制により184人が招集され、身体検査などを行ったと伝えました。

 別の現地メディアは最大都市ヤンゴンなどでも順次、招集が始まっていると報じています。

 ミャンマーでは先月、18歳以上の国民を対象とした徴兵制の実施が発表されて以降、若者が国外へ脱出する動きが活発化しています。

 独立系の現地メディアによりますと、徴兵制は来月中旬から始まるとされていましたが、相次ぐ若者の出国を受けて国軍が実施を早めた可能性があるということです。

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