台湾地震 9階建てのビル倒壊 インフラなどの復旧作業進む[2024/04/04 19:00]

 マグニチュード7を超える地震に見舞われた台湾東部。“太陽の都市”花蓮近くを中心に孤立している人などが600人以上いることが明らかになりました。現在の様子について、地震発生から一日が過ぎた震源近くの花蓮市から報告です。

 (高橋大作記者報告)
 花蓮市中心部の傾いた9階建てのビルの前にあるがれきは4階あたりまで積み上げられています。傾きを測りながら慎重に積み上げている状況です。

 ただ、信号機や電光掲示板は電気が通っています。花蓮市内で停電は300世帯ほどだと言われています。

 ビルの倒壊現場から100メートルほどしか離れていないコンビニエンスストアも営業をしています。周辺のライフラインは通っているという状況です。

 発表によりますと、20箇所ほど非常に危険な建物があるものの、1つの地帯に集中していないため、壊れている建物の近くでも壊れていない建物がある状況です。すぐ近くの食堂が1階にある建物はすでに解体を終えました。

 9階建てのビルに関しても一両日中にも解体を進めたいとしていますが、地元メディアからは1階部分の柱の強度が足りなかったのではないかと、そもそもの建築物の耐震性に疑問があるといった指摘もされています。

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