国際

ABEMA NEWS

2024年4月5日 10:23

英国で「一番裕福な街」と福島で「人口最少の市」が友好協定 東日本大震災が結んだ絆

広告
1

 福島県で最も人口が少ない小さな市が、イギリスで「一番リッチな街」と友好協定を結びました。一見関係がなさそうなこの2つの街、東日本大震災以降、絆を深めてきた歴史がありました。

 4日、福島県本宮市とロンドンのケンジントン・チェルシー王室特別区の友好協定の締結式が開かれました。

 ケンジントン・チェルシー王室特別区の人口はおよそ14万人。

 ダイアナ元皇太子妃も居住しウィリアム皇太子一家の公邸となっているケンジントン宮殿のほか、映画の舞台になったノッティングヒルや、貴族も住む高級住宅街のナイツブリッジなどがあります。

 ロンドンに住む人の平均年収が日本円でおよそ800万円なのに対し区民の平均年収は1400万円以上、可処分所得はイギリス国民の平均の4倍以上と、イギリスで「最もリッチな街」と言われています。

 一方、本宮市は人口およそ3万人と福島県内の市で最も少なく、面積も一番小さな自然豊かな街です。

王室特別区民
「(Q.福島の場所は分かりますか?)個人的には見当もつかないです…」

 一見するとこの2つの街には関連性がないようにも思えますが、東日本大震災と原発事故をきっかけに交流を深めてきました。

 震災の翌年には、ケンジントン・チェルシー王室特別区内の公園に復興支援の象徴として「福島庭園」が開園しました。

福島庭園を訪れた人
「中に入って『ここは本当に良い』と思いました。とてもきれいでとても穏やかです。全く騒がしくない。大好きです」

 2015年には被災地を視察したウィリアム皇太子が本宮市を訪れたことをきっかけに、市内の公園に「英国庭園」が整備されました。

 それ以降、中学生の相互交流など様々なかたちで絆を深めてきました。今回の友好協定について区長は…。

ケンジントン・チェルシー王室特別区 プリーティ・ハッド区長
「私にとっては(区と市の)規模は関係ありません。重要なことは良い時も悪い時もお互いにそばにいることです。お互いの文化を促進し、たたえ合える素晴らしい立場にいることです。(この協定が)私たちは将来の世代にバトン渡せると願っています。本宮市とケンジントン・チェルシー王室特別区のユニークな関係にカンパイ!」

広告