台湾地震 今も約700人が孤立 太魯閣渓谷で救助活動続く[2024/04/05 12:05]
今も、700人近くが孤立している東部・花蓮県の観光地太魯閣渓谷の周辺では、懸命な救助活動が続けられています。
(冨坂範明記者報告)
救助の拠点となっている役所です。
今、救助隊の方がバスで救助した人を連れて来た状況です。
ホテルで孤立していたとみられる方々がバスから出てきました。外国の人のようです。
5日朝からたくさんの人が運ばれてきているのですが、慌ただしい動きがありました。
朝一番に運ばれてきた9人は、健康状態のチェックを受けていました。
健康状態が優れない人は、救急車で病院に運ばれ、健康な人は駅などへ送迎するということです。
家族が5人行方不明になっている女性が悲痛な心境を訴えました。
救出された女性
「神様と皆さまの力をお借りして、彼らが安全に家に帰れるように願っています。救出隊の皆さまに感謝いたします」
救助活動は今も続いていますが、ヘリコプターでの救助は限界があるため、今後は道路の復興を最優先に作業を進めていくということです。