M7超の台湾地震 発生から3日 花蓮市の崩壊ビル解体進む[2024/04/06 12:41]

 台湾東部の沖合でマグニチュード7.7の地震が発生してから72時間が経ちました。震源に近い花蓮市から報告です。

(高橋大作記者報告)
 台湾東部では、5日夜から断続的に雨が降りました。

 今も地震が続いている状況ではありますが、ビルの最上階の一部屋は5日夜のうちに解体を終えています。窓ガラスも各階割られ、地震の前まで上層階で暮らしていた住人の家財道具、布団などが麓に散乱しています。

 台湾当局の発表によりますと、6日の午前8時までに確認された地震による死者の数は10人で1135人がけがをしています。

 連絡が付かない人は12人いて、消防や軍が捜索を続けています。

 道路が寸断されて一時的に孤立状態にあった人は太魯閣峡谷を中心に600人以上いますが、6日被害の大きい約10キロ区間を除き、道路の通行が再開する見通しで、安全が確認されたエリアで避難している人は市街地まで移動を開始する予定です。

 雨は週末にかけて強くなる予報です。新たに土砂災害が発生する可能性も高まるなか、救助や復旧活動が続けられています。

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