ロシア原子力企業「ザポリージャ原発に攻撃3人けが」IAEA事務局長は攻撃を非難[2024/04/08 08:32]

 ウクライナ南部でロシアが占拠しているザポリージャ原発にドローン攻撃があり、従業員ら3人がけがをしました。

 ロイター通信によりますと、ロシアの原子力企業ロスアトムは7日、ザポリージャ原発に対し「ウクライナ軍によるドローン攻撃があった」と発表しました。

 この攻撃で従業員3人がけがをし、うち1人が重傷だということです。

 一方、ウクライナメディアによりますと、ウクライナ軍の情報機関の報道官はザポリージャ原発へのドローン攻撃には「ウクライナは関与していない」と述べたということです。

 攻撃を受けたのは6号機のほか食堂などの複数の施設で、原発の運転や安全性に影響は出ていないとしています。

 ザポリージャ原発はロシアのウクライナ侵攻後、ロシアが占拠しています。

 原発に職員を派遣するIAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は、ドローン攻撃があったことを認めたうえで「原子力の安全を脅かすいかなる攻撃もすべきでない」と強く非難しました。

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