ラファへの“侵攻”決まっている 妥協点見いだせず停戦交渉難航[2024/04/09 11:46]

 イスラエルのネタニヤフ首相はガザ地区南部ラファへの侵攻について「日程は決まっている」と、攻撃を進める考えを強調しました。

 ネタニヤフ首相は8日発表した声明のなかで、人質を解放しイスラム組織「ハマス」に勝利するには南部ラファに侵攻し「テロリストを殲滅(せんめつ)させる必要がある」と話しました。

 そのうえで「それは起きる。日程は決まっている」と述べ、多くの一般市民への被害が懸念されているラファへの攻撃を進める考えを改めて示しました。

 一方、ロイター通信によりますと、カイロで続いている停戦交渉で、ハマス側は「イスラエルの提案はパレスチナの要求になんら応えていない」と批判しつつ、提案を検討しているとする声明を発表しました。

 双方とも停戦に向けた妥協点は見い出せず、交渉は膠着(こうちゃく)状態が続いています。

こちらも読まれています