一時1ドル=153円台 円安進む アメリカではインフレ「粘着性」に懸念も[2024/04/11 08:11]
円安が止まりません。外国為替市場では円相場が一時、1ドル=153円を突破し34年ぶりの円安水準になりました。
急速な円安に日本人観光客からは悲鳴が上がっています。
日本人観光客
「驚いてます。150円くらいかと思ってたけど、3円も安くなってびっくりしてます」
「慣れるしかない、あとはできるだけ節約して、外食とか控えて」
10日、アメリカの消費者物価指数が市場予想を上回り、根強いインフレが浮き彫りになったことで利下げの時期が後ずれするという見方が出ています。
一方、日銀はマイナス金利の解除を決定したものの当面は緩和的な金融環境を継続するとしていて、外国為替市場では日米の金利差が意識され円を売ってドルを買う動きが広がり、34年ぶりに1ドル=153円を突破しました。
アメリカではインフレの「粘着性」に懸念が高まっていて円安がなかなか止まらない状況になっています。
市場では日本政府・日銀による為替介入に対して、警戒感が高まっています。