中国の王毅外相はアメリカのトランプ政権が合成麻薬フェンタニルの問題を理由として、中国に追加関税をかけたことについて「恩をあだで返した」と反発しました。
中国 王毅外相
「アメリカに様々な協力をしてきた。アメリカは恩をあだで返し、理由なく関税を課してはいけない。これは責任ある大国の行為ではない」
王毅外相は中国はフェンタニルの取り締まりに力を入れてきたと強調しました。
そのうえで「さらに圧力を掛けてくるなら断固として反撃する」と警告しています。
また、トランプ政権の「アメリカ第一主義」を念頭に「拳が大きいものがすべてを決めてはいけない」と批判しています。
さらに、アメリカなどの半導体規制については「封じ込められても突破する道がある」と述べ、中国が今後も技術を発展させることに自信を示しています。
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