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世界で初めてコアラをクラミジア感染から守るワクチンがオーストラリアで承認されました。野生のコアラの減少傾向に歯止めを掛ける新たな手段として期待が高まっています。
オーストラリアのサンシャインコースト大学は10日、コアラをクラミジア感染から守るために開発したワクチンが動物用医薬品当局に承認されたと明らかにしました。
このワクチンは10年以上かけて開発されたもので、世界初の承認だということです。
オーストラリア東海岸の森に生息する野生のコアラの死因は、半数がクラミジアだとされています。
研究に携わっているサム・フィリップ博士は「ワクチン接種により野生個体群におけるクラミジアの死亡率が少なくとも65%減少したことが分かった」と効果を主張しています。
野生のコアラは過去20年で急激に減少していて、オーストラリアの一部の州では絶滅危惧種に指定されています。
(C) CABLE NEWS NETWORK 2025
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