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ウクライナのゼレンスキー大統領は国連総会で演説し、「ロシアの作戦がヨーロッパにも及んでいる」と警告しました。
ゼレンスキー大統領
「ウクライナは最初の犠牲に過ぎない。今やすでにロシアのドローンはヨーロッパ上空を飛んでいる」
24日、ゼレンスキー大統領は国連総会の一般討論演説で、「ロシアが拒否しているため停戦が実現しない」と訴えました。
そして、ヨーロッパで相次ぐロシアの領空侵犯に触れ、「プーチンはこの戦争を拡大し続けるつもりだ」と警告しました。
また、「安全を保証できるのは強力な同盟関係と自らの兵器だけだ」と述べ、兵器の増産と同盟国への輸出についても言及しました。
各国に対しては、「戦争は多くの人々と無関係ではない。平和を支持するか、ロシアとの貿易を続け支援するかはあなた次第だ」と訴えかけました。
国連が紛争を止められない現状について「何十年も、ただ声明が繰り返されているだけだ」と弱体化を指摘し、ロシアの侵攻は「AI(人工知能)が加わった史上最も破壊的な軍拡競争」を招いたとして、AIの兵器利用に関する世界的なルール作りが必要だと強調しました。
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