国際

2025年10月6日 12:16

イラン外相 査察合意「効力なし」 核開発めぐり制裁再発動に反発

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 イランの外相は、IAEA=国際原子力機関と先月結んだ核査察再開の合意について、「もはや効力はない」と述べ、核開発を巡る制裁の再発動に強く反発しました。

 イランの国営メディアによりますと、アラグチ外相は5日、テヘラン駐在の外交団との会合で、核問題について「交渉での解決を求めてきたが、西側諸国は過度な要求を続けてきた」と非難しました。

 そのうえで先月、IAEAと交わした査察再開の合意について、「もはや効力はない」と述べ、今後、IAEAに新たな対応を示すとの考えを明らかにしました。

 国連による制裁が再び発動されたことに失望感を示しつつも、アラグチ外相は「イランは建設的で公平な提案を行う」とも述べ、依然、IAEAに協力する姿勢も示しています。

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