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世界初の近代鉄道がイギリスで開業してから今年で200年になるのを祝い、日英共同の記念レセプションが開かれました。
7日、ロンドンで開かれたレセプションにはイギリス政府高官や日英の鉄道関係者ら100人以上が参加しました。
冒頭、あいさつした鈴木浩駐英大使は「日本の鉄道の起源はここイギリスにさかのぼる。今、日英の鉄道分野の協力はかつてないほど進んでいる」と述べ、今年から東京メトロがロンドン地下鉄エリザベス線の運営に参画したことやJR東海とイギリスの鉄道職員の交換研修が30年以上にわたり続いていることなどを紹介しました。
JR東海ロンドン事務所の緒志智子所長によりますと、今年は秋にイギリスの鉄道会社の幹部ら7人が日本へ、冬にJR東海から5人がイギリスへ派遣されるということです。
これまでのイギリスの研修生は日本では工事や補修作業を営業を止めずに夜間帯に行うことや、若い職員もプライドを持ち業務にあたっていることなどに特に関心を寄せていたということです。
一方、日本からの研修生は遅延や事故などの情報をデジタルツールなどを活用していち早く利用者に伝えるイギリスの姿勢などを学んでいたといいます。
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