ガザ“合意”前にルビオ国務長官からトランプ大統領にメモ 「SNS投稿の早急な承認を」

　ガザ地区におけるイスラエルとイスラム組織ハマスの合意はアメリカのトランプ大統領が最初に発表しましたが、その数時間前にルビオ国務長官が手渡したメモに注目が集まっています。

　ホワイトハウスで8日に開催された会議の様子です。ルビオ国務長官が隣に座っているボンディ司法長官の背中越しに白い紙をトランプ大統領に手渡します。

　紙に目を通したトランプ大統領にルビオ国務長官が耳打ちすると、トランプ大統領がすぐさま記者たちの質問を制して話し始めました。

アメリカ　トランプ大統領
「ちょうど今、国務長官から中東情勢での合意が間近だという報告を受けた」

　この白い紙に書かれていた内容について、AP通信のカメラが捉えていました。

　手書きのメモで「あなたが最初に合意を発表できるようにトゥルース・ソーシャルの投稿を早急に承認する必要があります」と記してあったということです。

　トランプ大統領は今週末にも中東訪問を検討していて、今回の合意が自身の成果によるものだとアピールしたい考えがあるとみられます。