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ドイツ・ベルリン中心部に韓国系市民団体が設置した慰安婦問題を象徴する少女像について、現地当局は撤去するべきとする裁判所の判断を受けて強制撤去したと明らかにしました。
ベルリン中心部のミッテ区では2020年9月、市民団体「韓国協会」が慰安婦問題を象徴する少女像を公有地に設置し、日本政府は撤去を求めてきました。
少女像の設置を認められる期間が終了したとして、ミッテ区は今年7月までに2度、市民団体に撤去を命じましたが、市民団体はこれを不服として現地の行政裁判所に仮処分を申し立てていました。
これに対してベルリンの行政裁判所は14日、改めて撤去を命じました。
市民団体はさらに上訴しましたが、16日にはベルリンの上級行政裁判所が「像を残すべきではない」と最終判断を出し、申し立てを却下しました。
この最終判断に基づき、ミッテ区は17日、「市民団体が期限までに撤去しなかったため少女像を撤去した」と発表しました。
ドイツメディアによりますと、像は今後、市民団体に返還されるということです。
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