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高級ジュエリーブランド「カルティエ」が収集した現代アート作品を展示する施設がパリ中心部に移転し、報道陣に公開されました。
現代アート作品を収集して展示している「カルティエ現代美術財団」がパリ南部から、中心部のルーブル美術館近くに移転しました。
1855年に建てられ、かつて百貨店が入っていた建物の内部をフランスの建築家、ジャン・ヌーベル氏が全面改装。
「光と反射を操る透明な装置」をコンセプトに、歩道から施設内部が見える開かれた構造となっていて、展示スペースは6500平方メートルあります。
「水の美術館」などで知られ、国際的に活躍する建築家・石上純也さんが中国・山東省で現在手掛けている建築物の模型も展示されています。
建築家 石上純也さん
「実際には45メートルの高さで入り口が1.2メートルで細くて高い。谷の底に立っている教会で『谷の教会』というタイトルで作っていて、谷の延長として谷のように狭くて高い空間で、中に入っていくとだんだん空間が開いてきて光がいっぱい差し込んでくる作品」
「カルティエ現代美術財団」の移転・リニューアルを記念した展覧会は今月25日に始まり、来年8月まで開かれています。
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