米ロ首脳会談「近い将来に計画なし」　ウクライナ和平をめぐって意見に隔たりか

　ホワイトハウスの当局者はトランプ大統領とロシアのプーチン大統領との首脳会談について「近い将来に会う計画はない」と明らかにしました。

　トランプ大統領はプーチン大統領との16日の電話会談で、ウクライナの和平に向けてハンガリーの首都ブダペストで会談することで合意し、「2週間以内に会うだろう」と述べていました。

　ホワイトハウスの当局者は21日、ANNの取材に対し「トランプ大統領がプーチン大統領と近い将来に会う計画はない」と明らかにし、ブダペストでの会談を見送る可能性を示唆しました。

　また、今週予定されていたアメリカのルビオ国務長官とロシアのラブロフ外相との会談についても「生産的」な協議をすでに行ったとして「追加の会談は不要になった」としています。

　CNNは関係者の話として、ルビオ長官とラブロフ外相の20日の電話会談でウクライナでの停戦の見通しを巡って意見の隔たりがあったと報じていて、米ロの首脳会談の実現は先行きが不透明になっています。