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21日に就任した高市総理大臣に対し、中国の習近平国家主席が祝電を送っていないことが分かりました。習主席は2020年以降に就任した歴代の総理には当日に祝電を送っていました。
23日、高市総理への祝電について聞かれた中国外務省の報道官は「すでに外交慣例に基づき、適切な対応を取った」とだけ答え、明言を避けました。
2020年の菅総理、2021年の岸田総理、2024年の石破総理の就任時には習近平国家主席と当時の首相がそろって就任当日に祝電を送り、翌日には発表していました。
日中関係筋によりますと、習主席は祝電を送っておらず、李強首相は祝電を送ったということです。
習主席が祝電を送っていない背景には、高市総理の歴史認識や台湾問題に対する姿勢への警戒があるとみられます。
木原官房長官は24日の会見で「中国側要人からの祝電の有無も含めて個々の内容について答えることは控える」と述べるにとどめました。
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