“トランプ関税”合法性巡る訴訟　不利な判決に備え代替策を検討

　アメリカのトランプ大統領は、「相互関税」の合法性を巡る訴訟で、政権に不利な判決が下された場合に備え、代替措置を検討すると明らかにしました。

　トランプ政権による「相互関税」などの合法性を巡っては、連邦最高裁で5日に審理が始まり、保守派の判事からも合法性を疑問視する指摘が相次ぎました。

アメリカ　トランプ大統領
「もしうまくいかなければアメリカにとって壊滅的だ。第2の戦略を立てる必要がある」

　トランプ大統領は6日、審理は「うまくいった」と述べる一方で、政権にとって不利な判決が下された場合に備え、代替策を検討する必要があるという考えを示しました。

　最高裁で違法と判断された場合、すでに徴収した関税の巨額な払い戻しなど大きな混乱が予想されます。